この記事では過去のインドネシア旅での交通手段について記載していますが、2020年4月現在、旅行を推奨するものではありません。
世界中の人が協力して現状を脱し、また自由に旅ができる日が来ることを心から願っています。
こんにちは!
大阪で自主隔離生活中のカナコです ☺︎
現在は一時帰国中ですが、昨年12月はインドネシアを旅していました。
インドネシアと言えば、大小13000以上もの島から成る、東南アジアの大国。
それぞれの島に異なる魅力があり、見どころも多いため、いくつかの島を巡りました。
美しい海でのアクティビティや、コモドドラゴンに会いに行く拠点となる “フローレス島” の次は、20年前の素朴なバリ島の姿と言われる “ロンボク島” へ行くことにした私たち。
距離にして約600km、2つの海峡を越えなければいけません。
ほとんどの外国人にとって、フローレス島のアクセスは飛行機一択。
・・・なのですが、
ローカルの人に混ざってフェリーとバスを乗り継ぎ、24時間かけて移動してみたので、情報の共有 兼 思い出の記録として、ここに残しておきたいと思います!◎
- 海外でのローカルな船旅やバス移動に興味がある方
- フローレス島〜ロンボク島間の移動を考えている方
ぜひ、読んでみてください ☺︎
※本記事の情報は、2019年12月時点のものです。
目次
ラブアンバジョ ⇨ サペ (フェリー)
まずは、フェリーでお隣の島、スンバワ島のサペを目指します!
フェリーチケット購入〜乗船まで
フェリーのチケット売り場・乗り場はこちらです。
特に案内はなく、「え、本当にこっち?」と思うようなところにあります。
(Google mapの位置情報が少しずれているように思いますが、とにかくSTARBUCKSの裏を目指せば辿り着けるかと思います!)
わかりにくい場所なので写真でお伝えしたいのですが、写真を撮る余裕がありませんでした。。。
ええ、
何を隠そう、
港、間違えましたので。(どーん)
バックパック担いで必死で走ってました。(笑)
ちなみに、港の周辺は工事中だったので、チケット売り場やフェリー乗り場は変更になっているかもしれません。
事前に確認されることをおすすめします。
8:40 何とか港に着きました!(汗だく)
無事、9:00発のチケットを購入。
一人60000IDRでした。
ゲートの係員さんにチケットを見せて、乗船します。
9:00 定刻に出港しました!
フェリーの船内について
さてさて、これから約7時間を過ごすフェリーの客席ですが・・・
う〜ん、中々カオスな雰囲気です ◎
乗客は ほぼインドネシア人。
家族連れも多く、小さな子やお年寄りもいました。
横になれる別室(別料金)もありましたが、そのまま廊下や空きスペースでくつろいでいる人が多かったです。
写真の茶色のマットレスは、25000IDRで借りられます。
エアコンなどの空調設備はなく、空気が籠っててめちゃくちゃ暑かった。。。
トイレは和式のみで、トイレットペーパーはありませんでした。
使用後は桶で水を汲んで流します。
小さな売店では、インスタント麺やお菓子、飲み物などが売っていました。
インスタント麺は1つ 15000IDRほど。
飲食物は、乗船前に準備しておくのがおすすめです ◎
店員の女の子たちは、スマホで音楽をかけて歌って踊ってノリノリでした(笑)
客室がとにかく暑く、混雑していて落ち着かなかったので、私たちは屋上で過ごしました。
風が心地良かったです。
海は終始穏やかで、景色がとても綺麗。
15:30 出港の約6時間半後、サペに入港しました。
サペ ⇨ ビマ (乗合バン)
「意外と予定通り着いたなあ〜」なんて思いながら、船を降ります。
すると、港の出口は 人・人・人!!!!!
ものすごい数の客引き!!!!!
そして、既に客引きの波にのまれている夫(笑)
行き先も聞かぬうちから、グイグイ連れていかれています(笑)
乗合バンに乗り込むと、フェリーで一緒だった青年(ロンボク島へ行くと言っていた)もいたので、ホッと一安心。。。
乗り込んで間もなく、乗合バンは発車しました。
走行中、係員のおじさんが料金の徴収に回ってきました。
サペ⇨ビマの料金は、一人30000IDR。
東南アジアあるある、扉開けっ放し走行です。
車窓から見える素朴な村や人々の暮らし、のどかな田園風景が印象的でした。
詳細を確認して、ビマ(スンバワ島)⇨マタラム(ロンボク島)の夜行バスのチケットを購入。
17:00 ビマのバスターミナルに到着です。
ビマ ⇨ マタラム(夜行バス/フェリー)
予約していたバスは、18:00発。
既にバスチケットを持っているので、周辺を散策して時間をつぶします。
同じバスのインドネシア人達は、屋台で食事をとっていました。
私たちは、バスターミナル内の商店でお菓子を購入。
商店のおじさんおすすめ、ココナッツビスケット(10000IDR)。
安くて美味しくて大容量なので、この後も何かとお世話になりました ☺︎
18:00 バスは、ほぼ定刻通りに出発。
日が暮れると消灯されましたが、音楽が大音量でかかっていました。(笑)
1:30 深夜の食事・トイレ休憩です。
ライスを自分で盛って、おかずを3種類から選びます。
私たちは、ソトアヤム(鶏肉のスープ)にしました。
トイレは店の奥にあり、お店の方にお金を払って使わせてもらいます。
使用料は2000IDRほどでした。
4:00 スンバワ島〜ロンボク島へのフェリー乗り場に到着。
ここで、乗客全員バスから降ろされました。
どうやら徒歩で乗船しなければならないようです。
フェリーの内部はこんな感じ。
小さな売店があり、インスタント麵やお菓子が売っています。
早朝にも関わらず、物売りや歌を歌うパフォーマーも乗船していました。(!!)
そんな中で何とか仮眠をとること、約2時間・・・
6:30 ロンボク島の港に到着です!
フェリーを降りて、バスが出てくるのを待ちます。
港には、ちょっとしたお菓子やナシチャンプルを売る人がいました。
バスに戻る乗客たち。
そして、更に走ること約2時間半。。。
9:00 ついに、マタラムに到着しました!!
おまけ* マタラムのバスターミナルからの移動
到着するバスターミナルですが、マタラムの中心部からは遠いです。
多くの人は、ここから更に乗り継ぎが必要でしょう。
私たちはというと、ここにきてリサーチ不足&SIMなしWifiなし!
これ、詰んだわ・・・
という状況だったのですが、着いてしまったものは仕方がない。
覚悟してバスを降りると、案の定客引きに取り囲まれました。
客引きと少し話してみましたが、「うん、ボろうとしてるな ☺︎ 」と確信。
全て断り、地図アプリ(Maps.me)で見つけたベモ乗り場へ向かいました。
このあたりにベモ(乗合バン)が停まっていました。
基本的にはバンサル(Bangsal)という港町行きのベモ乗り場のようでしたが、交渉の結果、二人で100000IDRでスンギギへ行ってもらうことに。
(先述の客引きたちは、一人100000IDRと言っていた(!))
ちなみに、空港へはこちらからエアポートバスが出ているようです ◎
フローレス島〜ロンボク島のチケットをまとめて購入するには?
上記のラブアンバジョ〜マタラム間のフェリーとバスのチケットは、旅行代理店でまとめて手配することもできるようです。
ラブアンバジョのメインストリートには、沢山の旅行代理店が並んでいます。
やや割高にはなりますが、事前に移動経路・手段をしっかり把握したい方や、客引きとのやりとりが不安・苦手な方は、相談されてみてはいかがでしょうか。
※ 乗り継ぎはご自身で行うことになります。
フローレス島〜ロンボク島を、フェリーとバスで横断した感想
「ま、何とかなるだろう!」と、見切り発車で出発した私たちですが、
「この交通手段は今もあるのか?」
「言葉の全く通じない田舎で、変なところに着いてしまったら?」
なんて不安も、頭の片隅にはありました。
実際は、中継地と交通手段を把握していれば、スムーズに目的地まで辿り着けました。
インドネシア人にとっては、ごくごくメジャーな経路なのかもしれません。
この移動経路は、正直なところ 結構しんどいです。
フェリーもバスも快適とは言い難く、夜も細切れに起こされます。
ですが、道中インドネシア人親子と仲良くなったり、フローレス島のツアーで一緒だった人と再会したり・・・
私たちにとって、とっても良い思い出です。
(ちなみにツアーが一緒だった彼らは、バイクとフェリーを乗り継いでジャカルタまで帰ると言っていました。ジャカルタはロンボク島の更に隣の隣の島・・・すごい!!)
- ローカルの生活を感じたい/交流したい
かつ、
- 陸路・海路での移動が好き
- 時間に余裕があり、節約志向
そんなあなたなら、きっと素敵な旅になりますよ ☺︎