世界放浪中のタカヤです。
最近、少し決意したことがあります。
それは、
【肉を食べる量を減らす】
ということ。
ベジタリアンになる訳ではありませんが、これから食べる肉の量を減らしていきたいと思っています。
なぜこう思うようになったのか。
きっかけ・理由は東南アジアでの旅です。
【食べる肉の量を減らす】理由
僕が食べる肉の量を減らす理由は、「自分で動物を殺せない」と思ったから。
東南アジアを旅していると、現地の市場ではニワトリが生きている状態で売っているのを、よく目にします。
足を縛られて、悲痛な鳴き声を上げながら売買されています。
市場では、ニワトリがそのままの形で売られているのが通常仕様。
日本では、そんな状態で売っていることなんて、普通目にしませんよね?
あまり海外に行ったことのない方は、その光景を見て「怖い」とか「気持ち悪い」と感じる人もいるかもしれません。
東南アジアでは、自分でニワトリを締める人も多いです。
でも僕は、それができないなぁ〜と。
「自分で動物を殺せないのに、日常では当たり前のように、誰かが殺してくれた動物を食べてる。」
この自分の日常に対して、ちょっと疑問を覚えました。
生き物の命を頂くのに、感謝の気持ちも感じず、当たり前に食べていました。
だから、「それはちょっと良くないんじゃないか?」と思った訳です。
それでも、僕は肉や魚は好きだし、それ以外の選択肢がない時もあります。
ベジタリアンレストランも多くはありません。
だから、「生物の命に対して、感謝を感じられるくらい」の量にしていこうと思いました。
そこにあるのが当たり前ではなく、美味しくて感謝を感じられるくらい。
「なんとなく肉を食べる」とか「当たり前のように食べる」ということを極力減らしていきます。
こう思うようになったのは、具体的に東南アジアで二つのエピソードがありました。
それぞれ、書いていきます。
ニワトリのエピソード①締められる瞬間を目撃
ベトナムにある、ランタンで有名な世界遺産の街【ホイアン】を歩いている時のことでした。
ローカルな市場を通りがかると、そこではニワトリや野菜、魚等が売っていました。
そして大きな箱にニワトリが何羽か入ってるな〜と思っていたら、その箱の中は真っ赤。
ニワトリの血で発泡スチロールの箱が真っ赤になっていました。
そして、その箱にまた生きているニワトリが入れられます。
ニワトリは、悲痛な叫び声を上げ、血が飛び散ります。
ニワトリへの感謝を感じると共に、第一線でニワトリを締めてくれる方へ感謝の気持ちも湧きました。
ニワトリのエピソード②ニワトリを可愛がるおじさん
ミャンマーにある遺跡が有名な街、バガンを旅している時のことです。
宿の近くにある食堂へと行きました。
すると、お客さんのおじさんが席でコーヒーを飲んでいました。
そのおじさんの膝には、ニワトリ!!
「え⁈ニワトリを抱っこしながらコーヒー?(笑)」
そんな光景見たことないので、なかなか衝撃的でした。
おじさんは、ニワトリを膝に抱えながら、ずっとニワトリを撫でています。
犬や猫を撫でるように、ずっと優しく撫でています。
ニワトリは、大人しく座っていて、気持ち良さそうにしています。
人の上で、あんなに気持ち良さそうに、大人しくしてるニワトリなんて、見たことありません!
食堂に誰かの犬が来ると、おじさんはニワトリを守るようにしています。
「これどういう状況⁈ペット?」
なんて不思議に思っていました。
しかししばらくすると、おじさんは食堂の厨房の方へ行き、ニワトリの足を縛りました。
そして奥の方へ連れて行き、おじさんが戻ってきた時にはニワトリはいませんでした。
グーグルマップを見ると、その食堂の横には「Fat Chicken」という名前のレストランがあります。
その後おじさんは、バイクに乗って帰って行きました。
ここからは僕の推測です。
きっとおじさんはニワトリ農家で、どこかからニワトリの発注が入ったら、売りにいくのでしょう。
そして、この日もニワトリの発注が入ったんだと思います。
おじさんはニワトリに愛情を持って育て上げ、ニワトリはおじさんによく懐いています。
そして、ニワトリとの最後の別れをするため、ニワトリを落ち着かせるために、しばらく食堂でずっと撫でていたんだと思います。
この推測が全部合っているかどうかはわかりませんが、おじさんとニワトリを見ていて、そんな気がしました。
終わりに
僕が「食べる肉の量を減らそう」と思ったのは、この二つのエピソードがきっかけです。
今まで、【生き物を食べる】ということに関して、あまり感謝してこなかったな〜と。
「自分の手で動物を殺せない」のに、「当たり前のように動物を食べるのはいいのか?」
自分に問いかけました。
これからも肉や魚は食べますが、食べる時にはこれらを目撃した時の気持ちを思い出し、生き物に感謝して頂きたいと思います。
そして、動物を食べ過ぎないように、自戒していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓動物の命について感じられる漫画です。