夫婦でオーストラリアワーホリ中のタカヤです。
僕たちは、オーストラリアに入国して1週間で車を購入しました。
オーストラリアでは、車がけっこう重要。
ずっと都市部で生活するなら問題ありませんが、ラウンドをしたり、ファームの仕事をしたりするには車の必要性を感じます。
車があるのとないのとでは、オーストラリアでのライフスタイルが確実に変わりますからね。
しかしここは海外です。
手続きや中古車の見つけ方など、わからないことだらけ。
そこで今回は、自分たちの経験をもとに『オーストラリアで中古車を買う方法』について紹介します!
具体的には、こんな疑問のある方におすすめの記事です。
- オーストラリアで車を買う方法が知りたい!
- 試乗の時に何をチェックすればいいの?
- 車を買った後の手続きってどうするの?
僕たちはタスマニア州で車を買いました。
州によって手続きが一部異なる場合があるので、ご注意ください。
目次
オーストラリアでの中古車売買事情について
オーストラリアでは、中古車の個人間売買がとても盛んです!
仲介を挟まずオーナーと直接やり取りするので、中古車販売店より安く購入することができます。
その代わり、ボロボロの車や壊れている車が売られていることもあるので、注意が必要。
購入者が最低限の車に関する知識をつける必要があるんです。
じゃないと、後で大変なことになるかも!
また、オーストラリアでは走行距離10万kmや20万km超えは普通。
30万kmを超えると、さすがにだいぶ走ってるな、という感じ。
ちゃんと整備や修理をしながら乗ると、こんなにも長く動くんです。
日本とは常識が違うということを、頭に入れておきましょう。
オーストラリアで中古車を購入する方法
オーストラリアで中古車を購入する方法は、主に3つ!
- 「ガムツリー 」や「日豪プレス」などのネット個人間売買
- 路上での個人間売買
- 中古車販売店から購入
その中でも、僕たちは「ガムツリー」を利用して車を買いました!
なので、今回はガムツリーでの買い方を中心に書いていきます。
ガムツリーで車を購入
「ガムツリー」とは、オーストラリアで最もポピュラーな掲示板サイトです。
ここで何でもやり取りできます。
シェアハウス探しや仕事探し、車や日用品の売買まで何でも。
日本でいう「メルカリ」と「ジモティー」を合わせたような感じ。
オーストラリアではお世話になる人が多いでしょう。
まずは、サイトで自分の希望に合った車を探します。
主にこれらを見ながら、絞っていきましょう!
- 値段
- 車種(日本製の車が丈夫なのでおすすめ)
- オートマorマニュアル
- 製造年(できれば2000年以降がおすすめ)
- 走行距離(できれば25万km以下がおすすめ)
- 残りのREGO期間
※REGOとは、対人保険が含まれた車両登録のこと。
これが切れていたら、登録手続きが面倒で費用もかかります。
できるだけREGOの残り期間が長いものを選んだ方が楽!
良さそうな車が見つかったら、オーナーに連絡しましょう。
オーストラリアではテキストメッセージが一般的なので、メールよりもテキストの方が返信率が高いです。
連絡をして、車の試乗(インスペクション)の日取りを打ち合わせします。
試乗は入念に!
日豪プレスもガムツリーと同じ流れです。
路上で車を購入
オーストラリアでは、路上で不要な車を売っている光景をよく見かけます。
気になる車があれば、その場で見れるのがメリット。
値段と連絡先も書いてあるので、詳しい話を聞きたい場合はそこへ連絡しましょう。
中古車販売店で車を購入
一番安心感があるのが、お店から車を買う方法。
しかし、値段は個人間売買より高めになります。
また、安心しきってしまいそうですが、中古車というのは変わりません。
個人間売買と同じように、チェックは入念にしましょう。
そして、一部で悪徳な中古車販売店があるのも事実。
わざと壊れている車を売りつけるところもあるそう。
手続き面では一番楽で、販売店がほとんどやってくれるのがメリットです。
試乗時のチェックポイント
オーナーと打ち合わせをして、試乗当日。
基本的には、車の持ち主の家や指定された場所に行くことになるでしょう。
ここで、試乗時に見るべき場所や聞くべきことをまとめておきます。
以下のことは、最低限チェックするべきところです。
※タスマニア州では、売買時にロードワーシー(車検)の必要がありません。
売買時にロードワーシーが必要な州では、必ずロードワーシーがあるかチェックしましょう。
タイミングベルトorタイミングチェーン?
車が「タイミングベルト」なのか「タイミングチェーン」なのか確認しましょう。
かなり大事な部品です。
タイミングベルトは約10万kmごとに交換が必要。
タイミングチェーンの場合は、約30万km交換せずに走れるので、あまり気にする必要はないでしょう。
もしタイミングベルトの場合、前にいつ交換したかが重要。
タイミングベルトが切れてしまうと、車が急に動かなくなるんです。
高速走行中に切れると、大きな事故につながる可能性もあるので要注意!
実は僕が買った車は、タイミングベルトでした。
そしてオーストラリアラウンドをした結果、前の交換から10万kmを超えてしまったので、整備工場で交換することに。
交換には600ドル前後の費用と、2~3日の修理日数がかかります。
「タイミングベルト」の場合、整備記録のチェックが必要です!
クーラーやラジオは使えるか
クーラーやラジオが問題なく使えるか確認しましょう。
オーストラリアは寒暖差が大きいので、クーラーが壊れてたら悲惨です。
また、クーラーやラジオをつけて異音がしたら要注意。
車の内部がなにか壊れている可能性があります。
窓の開閉に問題はないか
パワーウインドウが故障している場合もあります。
窓の開け閉めに問題はないか確認しましょう。
ちなみに、僕が買った車は手動式だったので問題ありませんでした(笑)
タイヤのすり減り具合をチェック
新しいタイヤはけっこう高いです。
タイヤのすり減り具合や、変な傷がないか確認必須!
すり減りが激しい場合は、値段交渉するチャンスですね。
タイヤの「スリップサイン」が見えてたら危険なので、すぐに交換が必要になります。
ハンドルを回して異音がしないか
ハンドルを思いっきり回してみましょう。
そこで異音がしたら要注意です。
ブレーキ時に音がしないか
ブレーキをかけた時に「キーキー」って音はしませんか?
もし音がしていたら、修理が必要です。
スピードを上げても異臭・異音がないか
オーストラリアでは、高速走行する場面が日本よりも多いです。
スピードを上げて走っても異臭や異音がしないか確認しましょう。
エンジンオイルの色と量をチェック
量が少なかったり、色が黒すぎる場合は要注意。
チェックのやり方がわからない方は、「エンジンオイル 確認」で検索すると出てきます。
古い車はエンジンオイルが漏れるので、定期的なチェックが必要ですよ!
クーラント(冷却水)の残量をチェック
クーラントの量が少なかったら、要注意。
故障している可能性もあり。
こちらも「クーラント 確認」で検索すると、量の見方がわかりますよ。
エンジンはすんなりかかるか
エンジンがすぐにかからない場合、バッテリーなどに問題があるかもしれません。
ブレーキランプ・ライト・ウィンカーはつくか
できれば二人で行って、一人が操作、一人がチェックをするとわかりやすいです。
一人の場合は、車のオーナーに操作をしてもらいましょう。
REGOの証明書を見せてもらう
これがないと、車を運転しちゃいけません。
REGOがある場合、必ず見せてもらいましょう。
そしてREGOが切れている車は、おすすめしません。
手続きの面倒さや費用面での負担はもちろん、しばらく乗っていなかった車ということなので、メンテナンスに不足がある可能性が高いです。
これまでの整備記録(サービスログ)を見せてもらう
これまで整備した記録が書いてあるものが「サービスログ」です。
口で言っているだけでは、信頼性に欠けます。
どれくらい前に何の整備をしたのか。
ちゃんと整備してある車を買いましょう。
車を売る理由・何か問題はないか聞く
車を売る理由を聞いておきましょう。
本当は、何かが故障しているから手放したいという人もいます。
理由が不自然だったり、嘘をついている雰囲気を感じたら、いったん冷静に。
また、最初に車の問題点は何かあるか聞いておくのも得策です。
車を買ったらやるべきこと
試乗をして、良さそうな車であれば購入手続きに入ります!
が、その前に車の値段は値下げ交渉ができる場合が多いので、もうちょっと値下げできないか聞きましょう。
僕は200ドル下げてもらいました。
オーストラリアでは、車の購入時の手続きが簡単です!
以下、やるべきことをまとめておきますね。
手続きはタスマニア州の場合です。
州が違う方は、念のため確認しておいてください。
名義変更の手続き
「トランスポート」という車の登録を行っている場所に行って手続きをしましょう。
車を購入してから14日以内に手続きしないといけません。
手続きには税金がかかり、車の購入金額と州によって変わります。
僕はたしか350ドルくらいでした。
必要なもの
パスポート・住所証明・トランスポートにある所定の書類・クレジットカード・国際免許証・オーストラリアのバンクカード
保険の加入
REGOに含まれる保険は、対人のみ。
対物の保険にも入っておきましょう。
タスマニアだと「RACT」が有名です。
ロードサービスの加入
古い車が多いので、故障して動かなくなる可能性もあります。
使うことはないだろうと思っていたのですが、僕は2回も使うことになりました。
これもタスマニアだと「RACT」が有名。
僕たちが実際に買った車を紹介!
僕たちが実際にガムツリーで買った車はこちらです。
- TOYOTA
- RAV4
- 1997年製
- 走行距離25万km
- オートマ
古くて走行距離もありますが、オーナーが車をちゃんと整備に出してくれていたので、状態は悪くないと思いました。
元値が3200ドルだったところを、値下げしてもらって3000ドルで購入。
(当時のレートで日本円に換算すると、約24万円)
四駆なので、ラウンドにも最適です!
車を買ってから半年経過した感想
この車を買ってから、半年以上が経ちました。
僕たちは車中泊をしながらオーストラリアを周っているのですが、この車を買って正解!
古い車なので、多少の悪いところは出てきます。
ですが、整備工場に出す度に「古くてかなり走ってる割に、大きな問題はない」と言われることが多いんです。
前のオーナーさんがちゃんと整備してくれていたおかげ!
車があれば、気軽に絶景ポイントまで行けるし、海にもすぐ行ける。
ファームの仕事にも応募しやすい。
広い大地を車で移動するのは、オーストラリアの醍醐味と言えます!
車、良いですよ!
車を買ったら、交通違反にも注意!